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五十股(股関節周囲炎)をご存知ですか?

先日、羊ヶ丘病院 整形外科主催の勉強会に参加させて頂きました。

講師の先生は羊ヶ丘病院 整形外科の股関節のエキスパートである股関節外科部長の加谷先生。

股関節の痛みの原因となる『股関節臼蓋形成不全』の話や、『変形性股関節症』そして手術の方法やリハビリの方法を解説して頂き大変勉強になったので、皆さんにもシェアさせて頂きます。

五十股って何?

五十股とは、『股関節周囲炎』のことを言い、五十肩と同じように40代・50代の女性に多い疾患です。

股関節を痛めてしまう大きな原因の一つに、
『股関節臼蓋形成不全』という病気があります。

股関節臼蓋形成不全とは、生まれつき大腿骨がハマっている部分の骨盤の作りが悪く、被りが悪い状態のことを言い、股関節臼蓋形成不全になると、大腿骨のハマりが悪いのが原因で股関節の安定性が低下し、
悪化すると『変形性股関節症』という、手術の必要性が高い重大な病気へと進行してしまいます。

手術は最終手段

羊ヶ丘整形の加谷先生は患者思いのとても素晴らしい方だなと思ったのは、いきなり手術を進めるのでは無く、まずリハビリをして、それで良くなっていく可能性があれば出来る限り手術をしない方針でやっている所です。

もし骨切り術の様な大きな手術をしてしまうと、社会復帰までに最短でも半年ほどかかるそうです。

手術後の予後は80%以上の方が良く、成功率としては高い手術の様です。しかし、社会復帰までの時間が長すぎるため、羊ヶ丘整形では人工関節や骨切り術は最終手段として行いその他の社会復帰までの時間が短い手段を考え実施している様です。

リハビリの鍵は『腸腰筋』

股関節を手術をしないで改善するためには、
『腸腰筋』が鍵を握ります。

腸腰筋という筋肉は股関節の前面についていて、股関節の前方不安定性を抑える役割だけでは無く、五十股になるリスクを下げてくれたり、五十股を改善するために非常な重要な筋肉です。

当院でも股関節の治療の一つに、
『ロボットロッキング』という腸腰筋のエクササイズを取り入れていましたが、加谷先生の話を聞いて、間違いでは無かったと確信しました。

手術の前に出来ることを

手術の前に出来る事はたくさんあるはずです。
痛いから即手術。
それで本当にその後、健康な脚になるのでしょうか?
術後も辛いリハビリがあります。筋肉を鍛える事から逃げていては、股関節の問題は改善出来ないのが事実です。

まずは自分自身が最大限の努力をしてみましょう!
アクシス整骨院で良ければ、そのお手伝いをさせて頂きます。